宅建って合格率15%っていうし、勉強が得意な人じゃないと合格が難しいんじゃないの?
社会人だと勉強する時間があまりないし、受かるにはどうしたらいいんだろう?何か受かるコツはないのかな?
今回は、こういったお悩みにお答えしていこうと思います!
ちなみに私は2019年、宅建に初受験で合格しました。
しかし、不動産業界未経験・ただの事務OLで学歴が高いわけでもありません。
ただ一つ、宅建に合格したくて自分なりに工夫しまくって勉強してきました。
そんな私が、宅建に一発合格するために重視してきた点(受かるコツ)について解説していきます。
※具体的な勉強スケジュールについては別の記事に書いていますので、こちらをどうぞ
Contents
ただのOL、宅建受験への道のり
本題に入る前に、まずは私の基本情報から紹介します。
- フルタイムで働く一人暮らしのOL
- 中堅大学卒業
- 不動産業界は未経験
- 初受験
- 予備校に行く資金はなし
こんな感じでお金も時間もありませんし、特別頭がいいわけでもない、ただのOLです。
たまに「宅建は1ヶ月で余裕」「過去問解きまくって2週間で合格」みたいな情報を見かけますが、
あれは、頭のいい人が言ってることです…鵜呑みにすると危険です。
でも、私のようなただのOLでも、しっかりと努力すれば合格できる試験です。
受かるコツや考え方など、私が今まで意識してきたことを解説いたします。
宅建に受かるには計画を立てること。計画力がすべて!
当たり前のことですが、時間がない受験者にとって計画力はかなり大事です。
もはや計画力がすべてといっても過言ではないです。
厳密に言うと、その計画を実行する力も大事ですが…
私は本格的に勉強に取り組む前に、以下の点について計画をたてました。
計画1 勉強時間を把握し、少し多めに時間をとる
宅建に合格するためには、一般的に300時間あれば合格できると言われています。
もっと少なくてもいけるかなって感じですが、多めに見ています。
また、この300時間を2~3か月でまとめて勉強しようとする人も多いみたいですが、私はあまりおすすめしていません。
私のような不動産系の仕事でもなく、初めて法律に触れるような人が、短期間で勉強しようとして参考書開いても
チンプンカンプンで挫折すること間違いないなしだからです…
せめて5~6か月かけて、しっかり勉強することをおすすめします!
半年間かけて勉強すると考えたら…
300時間÷6か月÷30日=1日に1.6時間くらいです
私の場合、いきなり毎日1時間以上も勉強するのは集中力と気力が持たなかったので
最初のころは1日15分とか小さいところから始めました。
勉強することに慣れてくるにつれて、平日は2時間・休日は3時間くらいは確保して勉強するようにしていました。(直前期はもっとやってます)
え、1日1.6時間必要って言ってたのに。
勉強時間多くないですか?
甘いですね。
みなさん勉強するって言って机に向かったところで、集中できてなかったり、スマホ触ってたり、ぼーっとしてたり・・・しますよね?
勉強してるっていっても、実際に頭が働いてなければ意味ないです。
時間は、少し多めにとるようにしましょう。
計画通りに勉強が進められないときもありますからね。(むしろその方が多い)
こういった「少し時間に余裕持たせて勉強すること」は、試験が迫ってくるにつれて精神的に追い詰められないためにも、かなり大事です。
計画2 主として使用する教材を決めて、やり抜く
教材選びは悩みますよね。
予備校に行くお金があればいいですけど、そこまで経済的に余裕がありませんでした。
私は、「完全に独学にするか」「通信講座にするか」で結構悩みましたが
やはり、社会人で時間がないということもあり「できるだけ費用が安い通信講座を使って勉強しよう」と考えました。
結果、私が選んだのはスタディングというオンライン通信講座でした。
まとまった時間がとれなくても、スキマ時間で勉強できるので働きながら勉強する会社員の方にはかなりおすすめです。
しかも値段が安い。
スタディングについては、こちらの記事にまとめています。

私の場合は、スタディングを「主に使う教材」として選択し、これを軸にして勉強した後、
直前期には、市販の教材も数冊使いました。
完全独学の方も、「主に使う教材」を選んだらなるべく浮気せずに徹底的にやり抜くことをおすすめします。
計画3 インプットが完璧でなくても過去問を解く
宅建の試験は、過去問の似たような問題が半分以上出題されるといわれています。
そのため、ある程度インプット期間が終わったら、ちゃんと理解できていなくとも過去問にとりかかることをおすすめします。
過去問を解くというよりは、「慣れる」ということが大事です。
私の場合は、6月くらいから、一問一答中心に解くという勉強の方法から過去問(頻出のもの)を少しずつ解くという感じに徐々にシフトしました。
7月あたりからは過去問題集を1冊購入し、過去問に取り組んでいました。
だいたいどの出版社でも、10年分くらいの過去問が載っています。
それらの問題を、ひたすらやり尽くしましょう!
私は、過去問を何回まわしたか正確には覚えてないですが、10年分を5回以上は解いていたと思います。
ただし…民法で、出題頻度が低い&解説を読んでもよくわからない問題はとりあえず飛ばして後回しにしていました。
今年は、民法改正もあるので、民法については過去問を解くのと同じくらい改正点を把握するのが大事です。

宅建業法や法令上の制限は、過去問を繰り返し解いていくことで、なんとなく感覚が掴めてきます。
過去問を解く → 理解が甘いところを動画なり参考書で確認する という作業の繰り返しです。
テキストばかり読んで、インプットに時間をかけすぎる人は要注意です!
宅建の勉強をしない日をつくらない。毎日勉強!

先ほど、1日1.6時間くらいの勉強が必要という話をしました。
しかし、働きながらだと残業がある日もあれば、飲み会があったり、疲れて勉強どころじゃない日もあります。
そのため、自分の予定や体調によっては平日でも2時間以上勉強する日もあれば、10分くらいしか勉強していない日もありました。
わたしが気を付けていたことは、
勉強しない日をつくらない。必ず、数分でも勉強することです。
わたしは5月頃から本格的に勉強し始めましたが、
体調が悪くても、冠婚葬祭があっても、お酒を飲んでいても必ず勉強していました。
1日でも間が空くと、感覚が鈍るんですよね。スポーツでも同じだと思います。
勉強といっても、私は机に向かっての勉強があまり好きではなかったので、
朝準備しながら・通勤電車の中で・お昼休み・お風呂の中・ベッドでごろごろしながら…などいろいろなスキマ時間を使って勉強をしていました。
こうして勉強を生活習慣に組み込んでしまうことで「勉強しないとなんか気持ち悪い…」という状態を意図的につくりあげます。
「いや、そこまですんのかい。」
って思ったあなたは出直してきましょう!宅建は8割以上の人が落ちる試験です。
他の人と同じようになんとなく勉強してたら、受かりません…
別に必ず机に向かって真剣に勉強しろと言っているわけではありません。どんな形でもいいから勉強を習慣にしよう!ということです。
宅建の勉強時間確保のため、生活の無駄を排除

会社員は、平日にフルタイムで働きながら生活するだけでも時間がないのに、
さらに勉強時間を確保することは、ぶっちゃけ結構厳しいです。
そのため、わたしが意識していたのは「生活の無駄を徹底的に排除すること」です。
まずは、家事や炊事ですね。平日はほぼ何もしませんでした。
一人暮らしや実家暮らしの人は可能ですが、家庭がある人はなかなか厳しいかもしれません。
できるだけ家族に協力してもらうことをおすすめします。
私の平日の食生活ですが、こんな感じでした。
- 朝食は家で食べる
- 昼食はスーパーのおにぎりなど簡単なもの
- 夕食はフードコートか立ち食いそば
- たまにファミレスで勉強しながら食べる
その分、土日に自炊して野菜もしっかり食べるようにしたり、洗濯もまとめてやっていました。
あとは、無駄な飲み会・友人とだらだら過ごす・ウインドウショッピングなど…自分が無駄だと思ったことはいっさい辞めました。
人付き合いも絡んでくるので難しいかもしれませんが、
断れるものは断るようにして無理のない範囲でこころがけるのがいいと思います。
でも、自分の好きなことで息抜きはしていました。
好きなアーティストのライブに行ったり、仲のいい友人と食事をしたり、自分が勉強の息抜きに必要だと思うことは、我慢せずにやっていました。
勉強しっぱなしだと本当に疲れるので、息抜きも大切にしましょう!
宅建の勉強の情報収集!SNSを有効活用する

SNS活用は、情報収集にとても役立ちます。
あとはメンタル的にもかなり助けられました。
例えばTwitterやInstagramで、「宅建 勉強」とかキーワードで検索すると、優秀な宅建受験生のアカウントがたくさん出てきます。
当時わたしは宅建専用のアカウントを持っていなかったんですけど、
みなさん、日々の勉強の記録を載せていたりだとか模試の情報交換とかをやっているんです。
勉強に飽きてきたときとか不安になったときに、こういうアカウントを見て励まされていました!
孤独な受験生にとって、他の受験生の様子がうかがえるということは、モチベーション維持や情報収集にもってこいです。
宅建専用のアカウントをつくるのもいいと思いますが、
管理も大変だと思うので私のようにこっそり閲覧するという方法もあります。おすすめです(笑)
まとめ 受かるコツ=少しでも工夫の凝らした勉強をすること
以上が、私が働きながら宅建に合格した方法になります。
少しでもライバルに差をつけるためにも、自分なりに工夫をして勉強をするようにこころがけましょう。
こちらの記事もどうぞ。
https://15manol.com/takken-schedule/